HPVワクチン騒動の論点

 新潮社のフォーサイトに、HPVワクチン騒動の問題点をまとめた文章を寄稿しました。
 HPVワクチンの安全性については、すでに世界的なコンセンサスがあります。一方、今回の騒動で、我が国では無過失補償制度が機能しませんでした。

相馬高校から東大合格

 嬉しいニュースがありました。福島県立相馬高校の名取君が東大理科二類に合格しました。名取君は吹奏楽部長だとか。文武両道です。
 震災後五年間で二人目です。震災前は十二年間合格者がいませんでした。
 復興は教育から。名取君の努力もですが、小野田先生を中心とした教師陣のご尽力には頭が下がります。浜通りが復興、発展しつつあることを実感します。
 ロンドンの野村周平君たち( Shuhei Nomura )との共同研究の論文が発表されました。
http://bmjopen.bmj.com/content/6/2/e010080.full

 テーマは「原発事故後の避難が長期的に慢性疾患に及ぼす影響」で、以下がポイントです。お読み頂ければ幸いです。
 HPVワクチン問題が迷走している。WHO, CDCに続いて、欧州の規制当局(EMA)までが、HPVワクチン安全宣言を表明した。これで、HPVワクチンの安全性については、世界的なコンセンサスが確立したといっていい。
http://www.ema.europa.eu/ema/index.jsp...
 ところが、このことを日本のメディアは報じなかった。なぜだろう。
 ネパールからの留学生アナップ君が南相馬市立総合病院での研修を終え、帰国の途につきました。先ほど、児玉有子さん、大川君が送って行きました。
 アナップ君にとって素晴らしい短期留学だったようです。色んな日本を経験しました。また、学問もしました。