麻生首相の所信表明関連

麻生総理の所信表明演説のうち、医療についてはたったこれだけです。今後、どの程度、医療分野に議論が充てられるのでしょうか。

 

■麻生首相の所信表明演説(asahi.comより)
http://www.asahi.com/politics/update/0929/TKY200809290141.html?ref=reca

医療に信を置けない場合、不安もまた募ることは言うまでもありません。わたしはまず、長寿医療制度が、説明不足もあり、国民をいたずらに混乱させた事実を虚心に認め、強く反省するものであります。しかし、この制度をなくせば解決するものではありません。高齢者に納得していただけるよう、1年を目途に、必要な見直しを検討します。

 救急医療のたらい回し、産科や小児科の医師不足、妊娠や出産費用の不安、介護の人手不足、保育所の不足。いつ自分を襲うやもしれぬ問題であります。日々不安を感じながら暮らさなくてはならないとすれば、こんな憂鬱(ゆううつ)なことはありません。わたしは、これら不安を我が事として、一日も早く解消するよう努めます。


■キャリアブレイン 2008/09/24 20:08
「国民の不安解消を」―麻生首相就任で日医
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18360.html

■キャリアブレイン 2008/09/29 18:28
「後期医療、1年めどに検討」麻生首相が所信表明
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18442.html

■後期高齢者制度「きちんとした説明が必要」 自民・麻生新総裁
(メディファクス5492号 2008年9月24日水曜日)

 自民党総裁選は22日、国会議員と都道府県連代表による投開票が行われ、麻生太郎幹事長が第23代総裁に選出された。選出後の就任会見では、舛添要一厚生労働相が抜本見直しの意向を示した後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について、廃止を含めた抜本見直しではなく、現行制度の十分な説明が必要との考えを示した。
 麻生新総裁は会見で、後期高齢者医療制度について「制度が難しく分かりづらい。制度自体は悪くはないが、理解がされないのではないか」と述べた上で、年金の天引きなどに触れ、受給者側の感情論に配慮した説明の必要性を強調した。年齢で制度を区切ることについても「時間をかけて説明していく」とした。
 消費税に関しては「日本の福祉は中福祉中負担がなんとなく国民の合意なのではないか」とした上で、「中負担のかなりの部分は消費税にいかざるを得ない」と述べた。ただ税率を上げるには、景気対策を実施して経済成長がある程度続く必要があるとし、景気が安定するのは約 3年かかるとの見通しを示した。また、商品によって税率が複数あってもよいとの考えも示した。