医療崩壊の現状分析と対策に関する考察


 「医療崩壊の現状分析と対策に関する考察」をインターネット上に掲載いたしました。この資料は、当研究室のスタッフが約半年をかけてリサーチしたものです。従来の解釈と異なる資料が多数ございます。現在、進行している医療崩壊をくい止めるため、わが国の医療提供体制に関する国民的議論を深める一助となることを切に願っております。転送、引用は大歓迎です。

http://kousatsu.umin.jp/

 引き続きHTML版を作成中ですが、PDF版(概要版/全文)をダウンロードできます。

現状分析の主なポイントは下記のとおりです。

・厚労省の医師法21条拡大解釈と刑事介入、医療事故調査委員会設立の動きによる委縮医療

・診療科別病院医師数の減少

・日本の病院従事者数は欧米のわずか23.0%(欧米並みの安全性は不可能)

・日本の病院看護師数は欧米のわずか24.3%(欧米並みの安全性は不可能)

・看護師数、看護師教育レベルが高いほうが患者の安全性が高い

・薬剤師数が多いほうが患者の安全性が高いが、日本の病院薬剤師数は米国のわずか25.2%

・医師の週平均労働時間は、日本70.6時間、ヨーロッパ40~50時間

・徹夜(当直)明けで診療する医師はほろ酔い期~酩酊初期の注意力

 

医療崩壊をくい止めるための対策として、下記の案を掲載しましたので、ぜひ議論のたたき台としてご参照いただければ幸いです。

・患者安全の環境づくり

・患者の納得のための対話環境づくり

 どうぞよろしくお願い申し上げます。