ステロイド・生物学的​製剤・免疫抑制剤服用​中の膠原病患者さんについて

日本リウマチ学会のHPに掲載されているのですが、患者さんおよび現地の医師がアクセスされるかどうか分かりませんので念のため要約をお送りします。

http://www.ryumachi-jp.com/info/news110314.html

・ステロイド剤(プレドニン、リンデロン、メドロールなど)の内服は絶対にやめないこと。離脱症状が起こり、急激に下痢・脱水・高熱・低血糖が起こります。

・病院で内服ステロイドがなく、手元に点滴のステロイド剤がある場合には1.2倍量を1日1回投与すれば同等の力価になります。(5mg内服であれば6mg点滴)

・その他のリウマチ薬・免疫抑制剤:やめてすぐに再燃するわけではないので、中止は可です。

・生物学的製剤の効果も、数週間続くので同様です。

 

以下私見です。
もしステロイドが手に入らない状況にある方の場合
⇒半分量、あるいは1日おきにして飲みつないでいただくしかないかもしれません。

ステロイド内服中の膠原病患者さんは症状がないままPCPや真菌感染を来たすことが往々にありますので、寧ろ免疫抑制剤(プログラフ・リウマトレックス・メトレート・アラバ)や生物製剤(レミケード・エンブレル・ヒュミラ・アクテムラ)は中止しておいた方がよいかもしれません。