以下の報道がありました。私の知る限り、「日赤が新型インフルエンザ流行 による輸血不足」を初めて認めました。
しかし、「新型インフルエンザ流行地域からの献血の安全性」については、 一切言及していません。
英国滞在期間「1カ月以上」に 厚労省、献血禁止基準を緩和
厚生労働省は10日、今後の新型インフルエンザ流行による献血者減少に備 え、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の感染対策として実施して
いる「1980~96年に英国に1日以上滞在した人」の献血禁止措置を「1カ月以 上」に緩和することを決めた。日赤は1月下旬から実施する方針。
厚労省は「国内で初の死者が出てから5年経過し、英国でも感染が減ってい る。国内で新たな患者が発生する可能性は極めて低く、輸血で感染が広がる可
能性はさらに低い」としている。
日赤の試算では、これから1月にかけて新型インフルエンザの流行が拡大し た場合、献血者1万~2万人分の血液が不足。制限緩和で不足状態の解消が期
待できるという。
厚労省は、現行の禁止措置を05年6月に「当面の措置」として開始。血液の 在庫が逼迫した場合には対応を再検討するとしており、新型インフルエンザ発
生を受けて今年7月から緩和の検討を始めた。米国やカナダは「3カ月以上」 を禁止している。〔共同〕(12日 12:06)