WHO、カナダ政府が健常成人は新型インフルエンザワクチンの1回打ちを推奨しました。

WHO、カナダ政府が健常成人は1回打ちを推奨しました。健常成人は1回うちという空気ができつつありますね。

 問題点は、抗体価と新型インフルエンザ感染が必ずしも相関しないこと、1回打ちの場合の効果の持続が2回と同じかわからないことなどでしょう。EMEAは、「1回打ちでいいかも」程度でより慎重な姿勢です。

 いずれにせよ、13才未満以外は全て1回打ちと合意した厚労省医系技官と専門家たちの、姿勢は際立っています。

(以下、引用)

カナダも1回で推奨です。
P14
http://www.phac-aspc.gc.ca/alert-alerte/h1n1/vacc/pdf/monovacc-guide-eng.pdf
http://www.phac-aspc.gc.ca/alert-alerte/h1n1/vaccine_vaccin-eng.php


成人の新型ワクチン接種は1回...WHOが勧告へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091030-OYT1T00008.htm

 【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)は28日の各国専門家による会議で、新型インフルエンザワクチンの接種回数について、成人(18歳以上)は原則1回とする方針を固めた。

 来週にも、WHOとして正式な勧告を出す見通し。18歳未満の人の接種回数については、明確な方針は決まらなかった。日本政府は、医療従事者以外は「2回接種」とする方針を示している。

 会議では、妊婦を、医療従事者に次ぐワクチン優先接種の対象とする方針も決まった。妊婦以外では、ぜんそくなどの呼吸器疾患を持つ人や、2歳未満の子供も優先的に接種する対象とする方向となった。
(2009年10月30日08時13分  読売新聞)