> 研究室の活動

メディカルリテラシーの向上 

臨床医ネット  http://literacy.umin.jp/

勤務医の情報交換、意見発表を目的としたネット上の組織です。 JR東京総合病院の小林一彦医師、都立府中病院輸血科濱木珠恵医師を中心に活動し、私たちも参加しています。
 2005-6年にNHKで放映されたNHKスペシャル「日本のがん医療を問う」の放送内容について、臨床医ネットに参加する勤務医405名の署名を集め、意見書を送付しました。 詳細は臨床医ネットのHPをご参照ください。これまでマスメディアの報道内容について、医療現場からの意見をとりまとめて送付した試みであり、高い評価をいただいています(臨床医ネット)。
 代表の小林医師は2006年1月に続編であるNHKスペシャル「日本の癌医療を問うII」に出演し、臨床医の立場から意見を述べました。
 また、本研究室の久住は、NHKスペシャル放映後、オキサリオプラチンの処方量が不自然な増加を示したことを提示し、マスメディアが医師の処方に影響する可能性を示しました(PDF 855KB)。

ロハスメディカル  http://www.lohasmedia.co.jp/

「病院の待合に高品質の無料医療情報誌を設置したい」という臨床医の願いを、当研究室の上の大学時代の友人であるロハスメディアの川口恭氏が実現してくれました。毎月11万部を関東圏中心に102病院に配布しています。私たちは2005年10月の創刊より編集に協力しています。
 フリーペーパーという媒体の普及は、インターネットの発達によるマスメディアの再編を反映していると考えています。 読者を病院待合に集まる人という均質な集団に限定することで、マスメディアでは取り扱うことの出来ない疾病情報、医療の構造問題を解説できます。
 このメディアの効用に関しては、社会医学的アプローチで研究を継続しています。担当はリサーチフェローの大石香奈子です。

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