がん臨床研究に不可欠な症例登録を推進するための患者動態に関する研究
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分担研究報告 救急救命センターを受診した患者動態に関する研究



研究目的


本研究班では、がん患者動態の特徴を明らかにするために、悪性疾患以外の疾患を含めて患者動態を調査してきた。研究初年度は透析患者、2年目は中核医療機関における外来患者を調査した。本年度は、千葉県の1つの中核医療機関の救急救命センターを受診した患者についてその動態を調査したので報告する。
公的な消防統計に、疾患別に救急搬送を取り扱ったものはないが、全身状態が極めて悪化し救急搬送されて初めて悪性疾患が診断される症例や悪性疾患加療中に救急搬送を行う症例は稀ではなく、今回の調査はがん患者動態を研究する上で意義がある。

研究方法

亀田総合病院救命救急センター

亀田総合病院は千葉県鴨川市に位置し、同院の救命救急センターは昭和60年3月に千葉県救命救急センター3次指定を受けた。1次から3次までの救命救急診療を行い、診療科独自の病棟には年間約750症例が入院している。

患者動態

2003年4月から6月、2008年4月から6月のそれぞれ3ヶ月の間に受診した患者の居住地を調査した。病院所在地を中心に患者居住地の50%及び80%範囲を求めた。車速を時速60kmと仮定し、それぞれの移動にかかる時間を算出した。

  
このサイトに関するお問合わせ先:東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム 社会連携研究部門
(旧:探索医療ヒューマンネットワークシステム部門) 上 昌広 
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