オープンカンファレンスのお知らせ

平成20年 2月24日 14:00より


 今、わが国の医療は崩壊の危機に瀕しているといわれています。これには、現場を反映しない医療水準論、医学的にありえない事実認定などにより、出された医療事故判決が、真相の究明や再発の防止につながるどころか、むしろ、萎縮医療・防御的医療を促進し、医療を崩壊に導いてしまっているという状況があります。
  この度、非常に稀な高濃度のテオフィリン中毒で、正月に救急受診、治療に苦慮したが結果的に不幸な転帰をたどった症例について、医学的知見から検証し、このような状況で何が起こりうるのか、また、不確実性のなかで医療者は何をなし得るのか、次にこのような患者が来たらどのようにしたらいいのかなど、議論したいと思います。この症例は、学会発表でのディスカッションによっても、裁判による判決によっても、これらの点が、解明されたとはいえなかったものです。
 関心のある方は、ご参加くださいますようお願い申しあげます。

参加をご希望の方は、お名前、ご所属先、ご連絡先をメールにて下記事務局宛にお送り下さい。
E-mail: conference.office@gmail.com

開催概要
日時   平成20年2月24日14時00分より
場所   東京大学医科学研究所 大講堂
主催   オープンカンファレンス事務局
東京大学医科学研究所 探索医療ヒューマンネットワークシステム部門内
症例   「テオフィリン中毒の喘息患者の症例」
症例呈示 亀田総合病院 免疫アレルギー内科 本島 新司 先生

お問い合わせ先
オープンカンファレンス事務局:
上 昌広
東京大学医科学研究所 探索医療ヒューマンネットワークシステム部門内
〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1
E-mail: conference.office@gmail.com
PHS:  070-6630-2084